U.各論1(ゴム版)

A.絵の準備
B.背景の彫り
C.各部の彫り
D.彫りのまとめ
E.摺り

   C.各部の彫り

・腕の枠取り
 各部の彫りに入って行きます。

 ここではまず、彫る部分の枠(矢印)を、切り出し刀で取っています。

 もちろん、三角刀でとっても構いませんし、全く取らなくても彫ることは可能です。、


・腕は、丸刀で
 さて、枠が取れたので、中を彫ります。

 腕を彫るわけですが、柔らかいイメージがあるのと、背景との差別化を図る意味で、小丸刀で彫りました。

 本当に細かいところ以外は丸刀/小丸刀で彫ると時間短縮と質感の表現に役立ちます。


・髪は三角、顔は切り出し
 えらく、見づらいですが、髪です。

 髪は細かい流れを出したいので、三角刀を用いて、短いストロークを重ねて彫りました。
 流れを考えながら彫ると髪らしくなります。

 顔は細かいことと、彫り残しを出したくないという理由から、切り出し刀と「剥がし」を使いました。

 丁寧に彫れば三角刀と小丸刀でもいけます。