U.各論1(ゴム版)

A.絵の準備
B.背景の彫り
C.各部の彫り
D.彫りのまとめ
E.摺り

   E.摺り

・スタンプ台
 本来は、版画用絵の具などを使うわけですが、今回は簡易的にスタンプ台を用います。

 当然、版画版全面積をカバーするスタンプ代などなかなかないので、何度も押し付けて、満遍なく色を付けます。


・摺り
 スタンプのインクがついた版画版を置き、その上に印刷する紙を載せます。

 上から均等な力で擦るため、バレンを使います。…が、バレンなんて持っている人のほうが少ないに決まっていますよね。

 そこで、使いたいのが、消しゴム。
 消しゴムの紙カバーの部分で擦ります。
 意外に良い摺り具合が体験できます。

 消しゴムをカバーから外して御利用の方には、申しわけありませんが、バレンか新しい消しゴムをご購入いただきたいと思います。


・刷り上り

刷り上がりです。
原画がどうあれ、各部分の質感など、
刷り上りでしか分からない部分をみるのは、
楽しいものです。

一応刷り上ったら、
彫り残しなどのミスが無いか、チェックしましょう。

というわけで、一応ゴム版は終わりです。
分かりづらいところも多いと思いますので、
ご質問はメールなどでお気軽にどうぞ。